今回、ご紹介する漫画は、末次由紀先生のちはやふるです。こちらの漫画、2016年7月現在連載中で、32巻まで発売されています。
この漫画はなんと言っても絵の綺麗さが圧巻です。末次先生の絵の上手さが際立っていて、個人個人の描写もとても精密に描かれています。カルタ(=百人一首)がベースにある漫画ですが、競技中の躍動感が漫画とは思えないほどで、本当に競技カルタの試合を見ているような感覚に陥ります。
またキャラクターの書き分けもうまく、誰1人同じような人物に見えない描き方は尊敬に値します。全巻に渡る鮮やかな色使いの表紙はとても目を惹き、全部揃えたくなりますよ~(*^_^*)
もちろん、内容もカルタ漫画と侮るなかれ!な読み応えのある内容になっています。
ちはやふるってどんな漫画?
競技カルタを通して、高校生達の成長や恋愛を描いた漫画です。
競技カルタと聞いてもピンとこない方が多いと思いますが、百人一首ならわかるのではないでしょうか?
小学校でやったよ~という方も多いと思いますが、実際はコンマ1秒を争うほどのスピード感や動物的ともいえるような反射速度が求められる迫力のある競技なんですよ(*’o’*)o
ただこの漫画のすごい所は、一切カルタの知識がなくても読み進めていくうちに、まるで昔からカルタと触れ合っていたのではないかと思うくらい、すんなりとカルタの知識が身につくところです。
そして、千早(ちはや)、新(あらた)、太一(たいち)、のカルタに傾ける情熱にどんどんはまっていってしまいます。
また、登場人物のキャラクターが、本当に魅力的に描かれています。例えば主人公の千早(ちはや)は、お姉さんがモデルなんですが、千早自身もモデル体型の美女。そして見た目と中身のギャップがすごい!カルタ以外どうでもいいんじゃないかと思うほどの女子力の無さが、逆に愛嬌になっていて、読み手の心をぐっとわし掴み(*^v^*)
もちろんモテるので、千早を取り巻く恋愛模様も段々色濃くなっていき、2倍楽しめる漫画になっています。
ちはやふるの感想は?読むとどうなる?
勝負に対する心の葛藤が事細か描写されていて、胸が熱くなります。
本当は誰しもが持っているような、羨望や、絶望、嫉妬に、喜び、ただカルタをしているだけなのに、この漫画の登場人物は全力で自分の感情と向き合い生きています。
自分の感情をないがしろにして日々を生きてたな~なんて、大切なコトを思い出させてくれる漫画です。
ちはやふるのざっくりしたあらすじ
主人公の綾瀬千早(あやせちはや)は、小学6年生の時に福井から転校してきた綿谷新(わたやあらた)と出会います。
新は方言などを馬鹿にされ、なかなかクラスに馴染めないでいました。しかし、ちょっとしたきっかけから、新にカルタをしようと誘われた千早は、その新の圧倒的な強さに、一瞬にしてカルタに引き込まれます。
新に出会った事で、千早の運命は大きく変わります。そして競技カルタを始めた千早の才能に、新も惹かれていきます。千早達と同じクラスメートの真島太一(ましまたいち)は、千早が新と仲良くなった事が気に入りません。
最初は何かと2人につっかかる太一ですが、太一も意外にもなかなか魅力的なイイヤツで、共に競技カルタの魅力に魅せられ、時代は小学生から高校生へ。
新との再会や、太一と共に作り上げるカルタ部、3人の想いや周りを取り巻くカルタへの情熱、もはや少女漫画の域を超え、人生の書(笑)にもなり得る展開に目が離せません!
ちはやふるのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
人生で必ず一度は読んでほしい漫画です!
今、人生に悩んでいる方、何か目標を見つけたい方、熱い想いを思い出したい方に読んでほしい漫画ですね。
こちらの漫画は、2016年7月現在連載中で、32巻まで発売されています。
夏休みなどを利用してゆっくり読むもよし、社会人の方はお盆休みに心の休息に読んで頂いてもいいほどの、素晴らしい漫画です^^