今回、ご紹介する漫画は、渡瀬悠宇先生の妖しのセレスです。
とても丁寧に描かれていてきれいな絵が魅力的です。
渡瀬悠宇先生の描く作品は他の漫画にはないようなストーリーが特徴で、この妖しのセレスも例外ではなく、読みごたえたっぷりです。
小学館漫画賞を受賞した作品で、全14巻で完結です。
妖しのセレスってどんな漫画?
恋愛要素アリ、サスペンス要素アリの、天女を題材とした少女漫画です。
奥が深く、壮大なスケールで繰り広げられるストーリーから目が離せません!
主人公が命を狙われたり天女として覚醒したり…序盤から次々と起こる衝撃的な出来事に驚かされますが、それがこの作品のおもしろさでもあります。
読めば読むほど次の展開が気になって、どんどんハマっていってしまうので要注意です(笑)
そして次第に明らかになって行く真実に漫画を読む手が止まらなくなること間違いなしです!
妖しのセレスの感想は?読むとどうなる?
主人公を待ち受けている過酷な運命に、最初から最後までハラハラドキドキです。
だけどそんな中で、ちょこちょこと描かれる恋愛要素がホッとする瞬間。
なにせ相手役の謎に包まれた男の子がかっこいいので、そのあたりはテンションがあがります。
予測できない感動のラストは、涙なしでは読めません!
妖しのセレスのざっくりしたあらすじ
主人公の御影妖(みかげ あや)は、どこにでもいるような今時の女子高生。
御影一族は大財閥ですが、両親と双子の兄・明(あき)と一緒にごく普通の高校生活を送っていました。
ところが、妖と明の16歳の誕生日に、その生活は一変します。
誕生日当日、妖たちは一族が集まる本家に呼び出され、そこでミイラの手首を見せられた妖と明。
その途端、妖は別の人格に変身してしまいます。
それは天女のミイラでした。妖にあらわれた別人格はその天女だったのです。
そのことから、妖は御影一族の災いとされる天女の力を強く継ぐ生まれ変わりだとされ、突然一族に命を狙われます。
一族に殺されかけた妖を助けたのは、同じく天女の血を引く涼(すずみ)と涼の弟・雄飛(ゆうひ)でした。
妖は2人の家に保護され、次第に先祖である天女・セレスの人格と入れ替わるようになります。セレスは、御影一族を滅ぼし、奪われた羽衣を取り戻そうとしていたのです。
そんな中、妖は御影家に雇われている記憶喪失の青年・十夜(とおや)と出会います。
御影家と敵対する存在になった自分を助けてくれた十夜に、次第に惹かれていく妖。十夜もまた、妖に同じ感情を抱くようになります。
一方、ミイラの手首を見て全身に切り傷を負った明は、御影家の始祖・ミカギの生まれ変わりとして一族に保護されるのでした。
ミカギはかつてのセレスの夫であり、セレスを愛するがゆえに歪んだ人格へと変貌してしまったのです。
結果、ミカギとセレスは憎みあい、妖と明のもうひとつの人格として覚醒したのでした。
明は妖を心配しつつも、次第にミカギの人格に支配されていきます。
そして、ある事情からセレスの力を借りることになった妖は、セレスが探しているという羽衣を探す旅に出ます。
序盤のセレスはミカギに対する憎しみで溢れていますが、ストーリーが進むにつれ、ミカギの妻として幸せだった頃の話も描かれていきます。
お互いに憎みあうミカギとセレスの真実や、謎に包まれていた十夜の正体が明らかになって行くラストに注目です!
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
妖しのセレスのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
ストーリーがおもしろいので、一度読み始めると止まらなくなってしまいます。
なので、時間がある時に一気に読むのがおすすめです!
全14巻で完結します。