今回、ご紹介する漫画は、折原みと先生の神様の言うとおり!です。
こちらの漫画は、全11巻で完結です。
折原みと先生は私の大好きな漫画家さんですが、この漫画はまだ折原みと先生を知らなかった頃、まだ漫画というものにそれほど興味のなかった頃に出会った作品です。
では、何が気になってこの漫画に目を止めたのかというと、表紙に描かれた謎の生物です。
一見、普通の恋愛漫画かな?と思えるような、男の子と女の子が描かれた表紙。
でもよ~く見ると、男の子の隣に何やら不思議な生き物が…!
その謎の生物こそがこの漫画を読むキッカケになり、おもしろくて大好きになった作品です。
神様の言うとおり!ってどんな漫画?
恋愛要素アリ、コメディ要素アリの少女漫画ですが、主人公たちが地球防衛をする…というSF要素満載のスケールの大きな作品です。
だけど、もともとは「男の子がいっぱい描きたい!」という折原みと先生の願望から作られたお話だったりします(笑)
表紙に描かれている謎の生物の正体は、悪から地球を守るためにやって来た「神(ゴッド)」だという衝撃的な事実。
その「神」に認められ、地球防衛戦隊に誘われたのが、主人公の女子中学生なんです。
引っ込み思案で男性恐怖症の主人公が、男性ばかりの地球防衛戦隊の一員となり成長していく物語です。
地球が危機にさらされていて、しかも地球防衛なんて、ちょっと深刻な印象を受けるかもしれません。だけどついつい笑ってしまうようなギャグシーンも多く、そんな中にも感動的なエピソードがあったりします。
一度読めば絶対にラストが気になってしまう!
他にはない新鮮なストーリーをお楽しみください。
神様の言うとおり!の感想は?読むとどうなる?
「神」の可愛さと、主人公のちょっとマヌケでおっとりした性格が、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
地球防衛戦隊のメンバーはみんなイケメンで、それぞれ生まれ育った国が違います。
そして、そのメンバーひとりひとりに感動的なストーリーがあるのも、この漫画のおもしろい所です。
最初から最後まで、笑いあり感動ありドキドキありで目が離せなくなります。
神様の言うとおり!のざっくりしたあらすじ
主人公は、世界的大女優の母親と今は亡き有名な天才科学者の父親を両親に持つ中等部2年の女の子・大橋鈴女(おおはし すずめ)。
引っ込み思案で男性恐怖症の鈴女は、自分に自信が持てないコンプレックスの塊りのような女の子です。
鈴女の保護者代わりで高等部に通うイトコのさーちゃんと一緒に暮らしています。
そんなある日、鈴女たちが通う女子校・聖マリアナ学園が男女共学になります。
男性恐怖症の鈴女は憂鬱で仕方ありませんが、初日から学園は大騒ぎ。
イギリスから来たユーリー先生と3人の男子留学生がみんなイケメンだったからです。
そんな中で、鈴女は廊下に小さくてうさぎのような生き物が倒れていることに気が付き、
保健室で手当てをしてあげます。
見た事のない姿に不思議に思っていると、突然ドアが開いて男の子が入ってきました。
それはキャーキャー騒がれていた留学生の1人、鈴女と同じ中等部2年の男の子・ボウイでした。
手当てした生き物がボウイのペットだと知り、鈴女は急いで保健室をあとにします。
その日の夜、鈴女たちの家に訪問者がやってきます。玄関のドアを開けてみると、そこにはユーリー先生の姿がありました。
先生は3人の留学生たちの保護者代わりとなり、鈴女たちの家の隣に引っ越してきたのです。
先生たちの家に招待された鈴女とさーちゃんは、先生に「地球防衛に興味はありますか?」と話を持ち掛けられます。
地球は今危機にさらされていて、「神」に認められた地球防衛戦隊たちが地球を救うのだ、と言うのです。
そしてその地球防衛戦隊こそが、それぞれに優秀な能力を持つ先生と3人の留学生たちであり、5人目の仲間として選ばれたのが美人で優秀なさーちゃん…かと思いきや、なんとコンプレックスだらけの鈴女だったのです。
鈴女が学校で助けた謎の生き物こそが「神」であり、鈴女のやさしさに触れた「神」は鈴女を5人目の仲間にすることを決めたのでした。
選ばれたのはさーちゃんだと思い込んでいた先生や留学生たちはびっくり。
鈴女も絶対に無理!と拒みますが…。
すべては、神様の言うとおり!
こうして、鈴女のドキドキハラハラな冒険のような毎日が幕を開けます。
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
神様の言うとおり!のおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
全11巻で完結です。
ハラハラしたり、笑ったり、ドキドキしたり…いろいろな感情が押し寄せてきて忙しいですが、読んでいて飽きません。
結末は気になりますが、1話完結でストーリーが進んでいくので、焦らずじっくり楽しむ事をおすすめします。