今回、ご紹介する漫画は、咲坂伊緒先生のアオハライドです。
全13巻で完結済みです。
アオハライドってどんな漫画?
青春ど真ん中恋愛ストーリーです。
主人公の吉岡双葉(よしおかふたば)が、中学生の時に気になっていた男の子、田中洸(たなかこう)と再会するのですが、中学時代のあの心が通じ合った洸とは全く別人になっていて…。
不器用な2人の心は徐々に近づき合うのですが、まだアンバランスな気持ちに翻弄され、すれ違ったり近づいたり、咲坂先生らしい細かい描写が親近感を持たせていてアオハライドの世界にどっぷり浸かっていきます。
双葉を好きになる、菊池冬馬(きくちとうま)のキャラが今時の犬系男子で洸とは違った魅力があり、洸もいいけど、冬馬とも上手くいってほしいと、つい葛藤してしまいます。
他にも洸を好きになる双葉の友人、槙田悠里(ゆうり)、洸の中学の転校先の同級生で何やら洸と親密な関係の鳴海唯(なるみゆい)、複雑に絡み合ってすれ違う関係に一気に引き込まれまれていきます。
アオハライドの感想は?読むとどうなる?
青くて甘酸っぱい、読むと青空の下、爽やかな風が吹いてるのではないかと錯覚しそうなほど、眩しくてキラキラ輝いた高校時代を思い出し、もっともっと恋愛すれば良かったなぁ!と思える漫画です。
とにかく、双葉と洸の素直になれない気持ちに共感しまくりで、すごく感情移入してしまいます。
読んでいて、もどかしくていじらしくて、いてもたってもいられない気分になります。
アオハライドのざっくりしたあらすじ
中学生の時の双葉は、がさつな男子達が苦手で、極力関わり合いにならないようにしていました。
でもいつも目が合う洸だけは他の男子とは何故か違っていて、お互いがお互いを気にしていました。
夏休みのお祭りに一緒に行こうと洸に誘われた双葉。
約束の日、双葉は約束の場所で洸を待ちます。しかし1時間待っても洸は現れなかったのです。
どうして来なかったのか確かめる勇気もなく、夏休みが終わり2学期が始まった時、洸が引っ越したことを知り双葉の淡い初恋は終わります。
高校生になった双葉は、中学時代に何故か急にモテ始め女子に仲間はずれにされた事で、自分を偽ってでも1人にならないように、ガサツな女子を演じ無理して友達付き合いをしていました。
そんな高校1年の3学期、双葉は廊下ですれ違った男子が洸に似ている事に気がつきます。
気になって声をかけようとおもいますが、「馬渕」(まぶち)と呼ばれているのを聞き、人違いかと少しがっかりします。
まだ洸への思いを忘れられない双葉…。
その日の帰り道、偶然「馬渕」と呼ばれていた男子と帰りが一緒になり、急に雨が降り出した時、中学の時に一緒に雨宿りした神社にその男子が入っていき、双葉もその後を追うと、馬渕が「急に降ってきたよね」と。
それは中学の時に田中洸が言った言葉と一緒で…。
感動の再会を果たし、中学の時に両思いだった事を伝える洸ですが、「もう昔のことだけど、忘れろ」と、冷たく双葉を突き放す洸。
あまりの洸の変わりように、双葉の恋は2度も終わってしまうのですが…。
アオハライドのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
咲坂先生の代表作「ストロボエッジ」とはまた違った角度の純愛ラブストーリーになっていて、心がキュンキュンすること間違いなしです!
洸の素直になれない所がとにかく可愛くて大人女子は絶対に洸の事を好きになるはず!
またもう一度恋したくなる、そんな内容になっています。
こちらの漫画、全13巻で完結しています。