今回、ご紹介する漫画は、上田美和先生のパピヨン‐花と蝶‐です。
全8巻で完結です。
ギャルっぽい絵が特徴的で、それを可愛いと思うか苦手だと感じるか…もしかしたら意見が分かれる作品かもしれません。
だけどこの漫画の良さはストーリーにあるので、読めばきっとおもしろい!と思うハズ。
絵が苦手だと思った人にもぜひ読んでほしい作品です!
パピヨン‐花と蝶‐ってどんな漫画?
主人公の恋愛がメインの漫画ですが、そこに双子の妹やまわりの人たちが絡んできて、ストーリーにおもしろさをプラスしてくれます。
地味で超マイナス思考な主人公の恋のお相手は、なんとスクールカウンセラー。
しかも、生徒にモテモテのイケメン先生なのです。
そのモテモテぶりに嫉妬したり、主人公の幸せが許せない妹が邪魔をしてきたり、先生の忘れられない過去が絡んできたり…。
試練がいっぱいの、一筋縄ではいかない恋なんです。
先生のアドバイスで明るくなっていく主人公や、次第に変化していく妹との関係にも注目したいところです。
ドキドキハラハラが止まらないクライマックスは、ひと時も目が離せません!
パピヨン‐花と蝶‐の感想は?読むとどうなる?
妹に恋を邪魔されたり、ピンチが訪れたり、最初から最後までドキドキです。
そして、上田美和先生のすごい所は、主人公にとても感情移入しやすい漫画を描く事です。
この作品も例外ではなく、主人公が悩んだり不安になったり涙したりすると、じ~んと来て泣きそうになります。
最後は、過去に翻弄される主人公たちのそれぞれの想いに、涙が止まりません。
パピヨン‐花と蝶‐のざっくりしたあらすじ
主人公の水城亜蝶(みずき あげは)は、地味でネガティブな女子高生。花奈(はな)という可愛くて明るく人気者の双子の妹がいます。
まわりからは、いつも外見も性格も正反対の花奈と比くらべられ、暗い高校生活を送っていました。
赤ちゃんの頃、産後うつになった母親が自分だけを田舎のおばあちゃんに預けたため、両親や花奈とはずっと別々に暮らしていた亜蝶。
そのことから、両親は自分の事が好きじゃない、花奈だけがいればいいんだ…というトラウマになり、亜蝶の中に暗い影を落としていました。
小2の時におばあちゃんが体を壊し、両親のもとで一緒に暮らすことになりますが、離れて暮らしていた溝が埋まることはありませんでした。
だけどそんな亜蝶にも、好きな男の子がいます。同じクラスで、亜蝶が唯一仲良くしてる男の子・流星(りゅうせい)です。
実は流星は、子どもの頃よく田舎で一緒に遊んだ男の子で、高校に入って再会したのでした。
一方、両親のもとで育った花奈は、わがままで気が強い女の子。
いつも亜蝶に敵意むき出しで、亜蝶が流星を好きだと知ると自分の彼氏にしてしまいます。
流星が花奈と付き合いだしたことにショックを受ける亜蝶ですが、スクールカウンセラーの九颯人(いちじく はやと)に励まされ、前向きになる事を教えてもらいます。
颯人のアドバイスにより、亜蝶の暗かった学校生活に変化が訪れます。
クラスに友達ができ、外見も性格も表情も明るくなった亜蝶。
長年の両親との確執も実は亜蝶の誤解で、本当は両親に愛されていているのだと気づかせてくれたのも、颯人でした。
いつのまにか流星への気持ちも薄れた亜蝶は、颯人の事が好きだと気づき、思い切って告白をします。
颯人が亜蝶に出した答えは…ぜひ読んで確かめてみてください!
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
パピヨン‐花と蝶‐のおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
亜蝶の全力でまっすぐな恋は、ノンストップです!
全8巻と巻数も少ないので、時間のある時に一気に読んでしまうのがおススメです。