今回、ご紹介する漫画は、音久無先生の花と悪魔です。
全10巻で完結です。
人間と悪魔のお話なんてどんな内容かな?おもしろそう!と思い、読み始めた作品です。
主人公の可愛さに癒され、ユーモアを交えて展開されていくストーリーは読みごたえたっぷりです。
花と悪魔ってどんな漫画?
赤ん坊の頃に捨てられた人間の女の子が、自分を拾ってくれた悪魔・ビビに育てられるという物語。そのストーリーにこの漫画のおもしろさがあります。
齢200を越すビビは、主人公を拾った当時も、それから14年が経った現在も姿の変わらない大悪魔。
これだけ聞くとビビってどんだけおじさん!?という感じもしますが、そんな事は全然ありません(笑)
おじさんどころか、とってもイケメンの青年といった容姿の悪魔なのです。
そして魔界からやって来る悪魔たちがいろいろと問題を起こしては、ストーリーを盛り上げてくれます。
人間と悪魔の普通じゃない日常を描いたスト-リーをお楽しみください。
花と悪魔の感想は?読むとどうなる?
主人公の無邪気な可愛さにほっこりして癒されます。
ただ純粋にビビの事が大好き!と言っていた頃の、まだ幼くて無邪気だった主人公。
いつしかその気持ちが「恋」だと気づき、ビビと接する時の態度や表情が次第に変化していく様子が微笑ましいです。
そしていつもクールなビビが、主人公の事になると時折やわらぐ表情に胸きゅん!
こんな悪魔なら好きになっちゃうかも!と主人公の気持ちに共感してしまうかもしれません。
悪魔に恋をしてしまった主人公の想いが届くように…ぜひ応援してください!
花と悪魔のざっくりしたあらすじ
主人公は普通の人間の女の子・はな。
赤ん坊のころ、あるお屋敷の前に捨てられていたところを、そのお屋敷の主人・ビビに拾われました。
ビビが赤ん坊を拾ったのは、ほんの気まぐれで暇つぶしのつもりでした。
ビビは魔界から人間界にやって来た大悪魔で、お屋敷に住む者もみんな悪魔だったのです。
赤ん坊は花のような笑顔を見せることから「はな」と名付けられ、お屋敷の悪魔たちに大切に育てられます。
そして、14年の月日が流れました。
赤ん坊だったはなは14歳になりました。
人間よりもはるかに長い時間を生きる悪魔のビビの姿は、14年前と変わりません。
はなは、花を摘んできてはビビにあげるのが毎日の日課になっていました。
だけど悪魔が花に触ると、すぐに枯れてしまいます。
それでもはなは、大好きなビビに花をあげたいと思うのでした。
一方、ビビはそんなはなを見て思うのです。
「花のように」笑うはなも、悪魔の自分が触れたら花のように儚く脆く崩れてしまうのではないか…と。
ただの暇つぶしだったハズなのに、いつしかはなを失うことを恐れるようになっていたのです。
魔界やビビの父親である魔王までが関わってきて、平和だったはなの生活は一変。
そしてやがて、はなはビビへの大好きという想いが「恋」だという事に気が付きます。
はなの想いは、悪魔のビビに届くのか―…。
魔界で起こる騒動と、はなの恋の結末をお楽しみに!
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
花と悪魔のおすすめ度
おすすめ度:★★★★
最後はドキドキの展開です。
人間のはなと悪魔のビビの、幸せながらもちょっと切ないラストに、涙するかもしれません。
全10巻で完結なので、一気に読んでしまうのがおすすめです。