今回、ご紹介する漫画は、渡瀬悠宇先生のふしぎ遊戯です。
こちらの漫画は、全18巻で完結です。
最初に気になったのは、表紙とタイトルです。
ふわっとした綺麗なイラストに、普通の少女漫画とは雰囲気の違う表紙。
そして内容を想像できないようなタイトルが気になって、手に取った作品です。
非現実的な世界なのに、まるで自分がその世界に迷い込んだかのような錯覚を起こすほど、引き込まれる作品です。
テレビアニメ化もされ人気があったので、原作を知らなくてもアニメを観ていたという人も多いかもしれません。
ふしぎ遊戯ってどんな漫画?
中国の二十八宿や四神をもとに描かれた漫画で、表紙の雰囲気やタイトルも読んでみて納得です。
この漫画のおもしろさは、なんといっても主人公が四神天地書という本の中に入り込んでストーリーが展開していく所にあります。
そこは古代中国に似た異世界。偶然辿り着いた異世界の国を救うため、現実世界に帰るため、朱雀の巫女となった主人公。
朱雀の神獣を呼び出して願い事を叶えるため、朱雀七星士という7人の仲間を探す旅に出ます。
その七星士と呼ばれる仲間たちが個性的なキャラで楽しませてくれるのも、この漫画の魅力です。七星士には一人ひとりそれぞれに抱える過去があって、その過去のストーリーがまた胸にじーんとくるようなお話なんです。
さらにこの漫画のすごい所は、敵国の青龍七星士にもストーリーがちゃんとある所です。
そしてその敵対する青龍の巫女は、なんと同じく異世界に迷い込んだ主人公の親友という設定!
大親友だった二人が異世界で敵対してしまうなんて…とショックを受けたのを覚えていますが、それもこの漫画のおもしろさなんですよね。
ふしぎ遊戯の感想は?読むとどうなる?
山あり谷ありの冒険に、とにかくドキドキハラハラです!
ギャグっぽく笑えるシーンもありますが、シリアスな所もあります。
ストーリーにメリハリがあるので、読んでいて全く飽きません。むしろ、どんどん先が読みたくなります。
少女漫画らしい恋愛要素もあるので、胸きゅんする場面もいっぱいです。
だけど主人公の恋の相手は本の中の異世界の人。二人はこの先どうなるの!?っていうドキドキ感もあります。
ふしぎ遊戯のざっくりしたあらすじ
主人公は、受験を控えた中学三年生の夕城美朱(ゆうき みあか)。
親友の本郷唯(ほんごう ゆい)と一緒に、図書館の片隅で見つけた「四神天地書」という本の中へ吸い込まれてしまいます。
そこで最初に出会ったのは、額に「鬼」という字のあるふしぎな青年・鬼宿(たまほめ)でした。
美朱は会った瞬間から鬼宿の事が気になりますが、美朱と唯はすぐに現実世界に戻ります。
その後再び「四神天地書」の世界に入った美朱ですが、今度は元の世界に帰れなくなってしまいます。そこで鬼宿に再会し、星宿(ほとほり)という皇帝にも出会います。
美朱が迷い込んだ国は、朱雀を守護神とする紅南国でした。
紅南国には、国が乱れた時、異世界から来た巫女が七星士を集め国を救う…という伝承がありました。その七星士を集めて神獣を召喚すると、願いを叶えてくれると言うのです。
七星士には体のどこかに字を持っています。額に「鬼」の字があった鬼宿も、皇帝の星宿も、七星士の一人でした。
危機に陥っている紅南国を助けて自分の世界に帰るため、美朱は朱雀の巫女となり七星士を探す旅に出ます。
一方、本の中に入った美朱を助けるため、唯もまた異世界に戻っていました。
唯は暴漢に襲われそうだったのを青龍七星士の一人・心宿(なかご)に助けられ、紅南国と敵対する倶東国にいました。
美朱と唯は無事に再会を果たしますが、唯を青龍の巫女にして青龍を召喚したい心宿は、二人が敵対するように仕向けます。
心宿の思惑通り、美朱に裏切られたと思い込んだ唯は青龍の巫女になります。
こうして美朱と唯は敵同士のまま、お互いの神獣召喚のため奔走して行く事になります。
美朱は無事に朱雀を呼び出せるのか。
美朱と唯には、もう一度分かり合える日が訪れるのか。
そして異世界で恋に落ちた美朱と鬼宿の運命は―…。
読み応えたっぷりのストーリーを、ぜひお楽しみください!
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
ふしぎ遊戯のおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
一度読み始めると、先が気になりすぎて漫画を手放せなくなってしまいます。
一気に読みたくなりますが、全部で18巻あるので焦らずじっくり読みましょう♪