今回、ご紹介する漫画は、樋野まつり先生のヴァンパイア騎士(ナイト)です。
こちらの漫画は、全19巻で完結です。
この作品の魅力のひとつは、とにかく絵がきれいな事です。
細かいところまですごく丁寧に描かれています。
そしてもうひとつは、ほかの少女漫画では見ないような内容です。
タイトルからも想像できる通り吸血鬼のお話ですが、奥の深い壮大なストーリーです。
吸血鬼なんて現実味のない内容なのに、この作品の世界にすごく引き込まれてしまいます。
ヴァンパイア騎士(ナイト)ってどんな漫画?
昼間は一般生徒、夜間は吸血鬼が通う全寮制の学園が舞台です。
この漫画の主人公は一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)の女の子ですが、元人間の吸血鬼に襲われた過去を持っています。
その時助けてくれたの命の恩人が、夜間部(ナイト・クラス)に通う吸血鬼の青年でした。
平和な普通科の裏で、夜間部では次第に不穏な空気が流れ始めます。
そこから展開していくストーリーは目が離せなくなるほどの面白さで、読みごたえたっぷり!
また、夜間部に通う吸血鬼がみんな美男美女なのも見どころです。
美形ぞろいな所が、また一段と吸血鬼の世界の不気味さを表しているようにも思えます。
主人公を待ち受ける想像もしない運命に、この漫画の世界から抜け出せなくなります。
ヴァンパイア騎士(ナイト)の感想は?読むとどうなる?
先の読めない展開に、ドキドキしっぱなしです。
これからどうなるの!?という、一般的な恋愛メインの少女漫画のトキメキとはまた違ったドキドキ感が楽しめます。
主人公が辿る運命にちょっと切なくなったりハラハラしたり…気が休まる暇もありません。笑
登場人物たちの、それぞれの過去に隠された秘密が次々と明らかになっていく展開に、漫画を読む手が止まらなくなります。
ヴァンパイア騎士(ナイト)のざっくりしたあらすじ
主人公は、全寮制の「黒主学園」に通う16歳の女の子・黒主優姫(くろす ゆうき)。
黒主学園には、普通生徒の通う普通科(デイ・クラス)と吸血鬼の通う夜間部(ナイト・クラス)があり、人間と吸血鬼が共存する学園でした。
とは言っても、普通科の生徒は夜間部に通う生徒が吸血鬼だとは知りません。
知っているのは、学園を守る風紀委員を務める優姫と、同じく普通科で風紀委員の錐生零(きりゅう ぜろ)だけです。
優姫には、10年前に元人間の吸血鬼に襲われ、玖蘭枢(くらん かなめ)という青年に助けられた過去があります。
その事件以来、優姫は学園の理事長に養女として育てられますが、5歳より前の記憶がありません。
一方、吸血鬼ハンターの名家に生まれた零は、4年前に家族を吸血鬼に奪われ、優姫と同じように学園の理事長に引き取られました。
そして、吸血鬼から優姫を助けてくれた枢もまた、学園の夜間部に通う吸血鬼でした。
枢は、人間の血が入っていない純粋な吸血鬼・純血種であり、その純血種の中でも強い権力を持つ家の当主でもありました。
それでも、優希にとって枢は命の恩人であり憧れの人なのです。
風紀委員の優姫や零、夜間部の中でも絶対的な力を持つ枢のおかげで、均衡が保たれているように見えた黒主学園。
しかし、それも長くは続きません。
吸血鬼に襲われた4年前、零は純血種に咬まれ血をすすられていたのです。
純血種に咬まれた人間は、いずれ吸血鬼に変貌してしまいます。
零も例外ではなく、ずっと変貌しつつある自分を必死に抑えてきたのでした。
しかし、零もついにその牙を優姫の首に立ててしまいます。
零が吸血鬼だった事に驚く優姫ですが、苦しむ零のため、自分の血を与える事を決めます。
二人で一緒に、許されない事をしよう―…と。
そして吸血鬼の世界に深く入り込んでしまった優姫に、ついに過去の記憶を呼び覚ます時が来ます。
失っていた過去を取り戻した時、優姫の運命は大きく動き出す!
以上、ざっくりとしたあらすじでした!
ヴァンパイア騎士(ナイト)のおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
全19巻で完結です。
登場人物が多い上に吸血鬼たちはみんな美形。
正直、キャラを把握するのに時間がかかります…私はかかりました。
なので、じっくり理解しながら読むのがおススメです☆
急いで先を読みたくなりますが、あとで混乱しないためにも時間をかけて読んでみてくださいね。